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豪州ブリスベン在住のフリーライターのブログ。 長年休眠状態だった個人ブログ「Dimatteo Blog」が、ブログ引越しの上で、復活しました!
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    6月に入って一度も更新していない・・・。
    一週間一度は更新しようと思ってはみても実践が伴わない。反省。

    その今月最初の更新も手抜きと言うわけではないが、省エネでいく。
    自家用パソコンが少々重くなって、いらないファイル整理の必要性に迫られて色々いじっている間に非常に懐かしい旧ブログのアーカイブが出てきたので、「蔵出し」ということで転載する。

    以下、転載分

    撲滅運動
    某夕刊紙上で有名な編集者H氏が、嫌いな言葉として「認知症、看護師、クールビズ」の三つを挙げていた。それらの理由の詳細はともかくとして、確かにいわゆる「言い換え語」には無理が多く不自然な物が多い。H氏の意見を借りるまでも無く、「認知症」という名称はその病の本質を表してはおらず、不可解ですらある。

    自分の場合、嫌いな言葉はどうだろう。
    言葉ではないけども、いわゆる「接客用語」の典型的表現の「よろしかったでしょうか。」だけは何としても許せない。対面中のコミニケーションを寸時に忘却に追いやる、これを無法、無礼とせずになんとする。

    この件で僕は、何度となく大手ファーストフードチェーン・Mと戦ってきた。この忌まわしき「よろしかったでしょうか」の濫用はMの店舗で頻繁に見られるからだ。
    仕事で出掛けた先の初めて入ったMで、「コーヒーにお砂糖とミルクはよろしかったでしょうか。」紛れもなく初めて入った店で、あたかも過去に同じやり取りをその店員としたことがあるかのように聞かれる。不自然。
    「オーダーは、
    ○○バーガーとコーヒーでよろしかったでしょうか。」オーダーしたのは僅か数秒前、この店員は重度の健忘症なのか。不愉快。
    何とか支払いに至っても「お会計は千円からでよろしかったでしょうか。」樋口一葉でも福沢先生でもない、僕は野口英世を出している。しかも目の前に。もういい!
    この辺になると呆れかえってしまっていて、食べる気も失せてしまう。

    Mに限らず、とにかく耳につくので、最近は撲滅運動に乗り出した。誤用にはなるべくその場で切返すようにしている。そこまでしなくともと思う方もいるだろうが、明らかな間違いを正すのは当然。たとえ、それを煙たがられても。

    これを読んだ方の中に「それのどこがおかしいの」と思った方がいたら、回りの人に聞いてみて欲しい。もしや、あなたの話し方が誰かを不愉快にしてしまっているかも知れない。あなたの仕事場で取引先で、気づかぬうちに・・・・。
    本当のコミニュケーターとは、そこまで気をつけられる人のことを言うのだろう。僕も三十を過ぎたし、そうありたいと願う。だからこそ、誤用濫用に目くじらを立てるのだ。
    僕はこれからも闘い続ける、「よろしかったでしょうか」の誤用が無くなる日まで。

    以上、転載終わる。

    この文章、2005年7月8日の日付が入っているのだが、最近の日本ではどうなのだろうか?
    幸か不幸か、この文章をブログに載せた半年後には僕は日本を離れているので、絶対的に日本語の誤用との接触の機会が減った。それでも若い子と話すと正直戸惑うことも少なくない。
    補足まで、この「よろしかったでしょうか?」に関しての解説のリンクを貼っておく。これによるとM社は公式にその使用を推進しているのだと・・・・
    http://www.ninjal.ac.jp/products-k/kokken_mado/11/05/


    それでは、今日のブログをこれで終わりにしてよろしかったでしょうか?
    この使い方でよろしかったでしょうか?・・・(苦笑)
     

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