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豪州ブリスベン在住のフリーライターのブログ。 長年休眠状態だった個人ブログ「Dimatteo Blog」が、ブログ引越しの上で、復活しました!
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    性別:
    男性
    職業:
    フリーランス・ライター
    自己紹介:
    豪州ブリスベン在住のフリーライター。
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    本日は、67回目の終戦記念日。
    一年前の同じ日にアップした内容と思いは変わらない。http://takauematsu.blog.shinobi.jp/Entry/15/
    さらに、政治家達の動きの鈍さも一向に変わらない。

    変わったのは、終戦記念日を前にして急速に悪化した日韓関係だけ。
    韓国大統領の竹島不法上陸に端を発しての、韓国側の常軌を逸した一連の愚行のオンパレードで、日韓関係は近年には例を見ないほどに冷え込んだ。

    8月15日という日が、韓国にとっての主権回復の日で彼らにとって重要な日であることは理解しているし、尊重する。は事実であり、その大事な日を韓国民がどう祝おうが、私には何の関係も無い。同じ日は、日本にとっては大戦の戦禍を思い起し、国のために殉じた人々を慰霊する祈りの日である。その大事な日を、浅薄なプロパガンダでもって貶めるということを平気でやってのける彼らの神経を大いに疑う。

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    今日、6月25日は1945年6月25日に大本営が沖縄での組織的な戦闘の終結を発表した日。
    この後、終戦後まで散発的な抗戦は続くものの、この日で大本営は沖縄を「見捨てた」という意味で非常に象徴的な日である。

    今日という一日、一瞬でも構わないので、当時の沖縄の海軍最高指揮官であった大田実中将が訣別電の中に残した「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の有名な一文を思い起して、激戦に散った沖縄の人々や日本の軍人達に思いを馳せ、今の沖縄の有り様を考えてみる機会を持つことをお勧めしたい。

    沖縄の痛みは、日本の痛みのはずなのだが・・・・戦後の政府は、死出の間際での将軍の強い思いを無下にし続けてきただけではなく、沖縄の人々の思いを踏みにじってきた。

    10歳で沖縄戦を迎えた人々も77歳、喜寿を迎える。実際に銃を手に戦った人は、軒並み90代を迎えようとしている。実体験者に目に見えた形で報いていくには、残された時間はあまりに少ない。

    67年目の夏、そろそろ国民全部が沖縄の痛みを軽減できるよう意識し、行動していくことが必要なのでないだろうか。
    昨年の大震災で、特に若い日本人に“絆’なる意識が芽生えたのであれば、戦後67年苦しみ続けた沖縄への思いこそ、その“絆”の中に組み込む必要がある。

    沖縄と琉球諸島の島々は、硫黄島と並んで、本土で過酷な地上戦を経験した。戦争の爪あとは、我々が想像する以上に、深く癒えない傷として残っている。沖縄戦の終結したこの日、イデオロギーを超越したところでの沖縄戦への理解を深めることが、少しでもその癒えない傷を軽減する力になるのであれば、少しは、ほんの少しは沖縄の戦陣に散った人々への手向けとなるであろう。

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     海外に長く暮らしていて、自分の名前(特に苗字)を説明するのは日常茶飯事。

     英語の常識的な感覚で、私の苗字の頭に母音が二つ続くというスペルが有り得ないらしく、「何と読むの」とよく聞かれる。教えても、二度目以降もまともに発音してもらえないのも分かっているので、今は正しく読まれること自体を諦めている。僕はここで、「ユイーマツ」なのだ。もちろん、自分の苗字には誇りを持っているが、すぐに覚えてもらえる「ホンダさん」や「カワサキ」さんが少々羨ましくもある。

     下の名前は苗字ほどではないが、やはり読みづららしい。そこで、通称の必要性が生じる。 僕は、「コミュニケーションには名前を覚えてもらうのが大事」との思いで、外国人と関わりのできたかなり早い段階から、名前の一部分を海外にいるときの通称として用いている。 
     日本人(特に男性)は、こういうケースが多い。ニックネームを用いる必要が生じた際、名前の一部を残し、日本語としての名前を維持しようとするのがほとんどだ。したがって、海外の日本人社会にはヒデさん、ヤスさん、ヒロさんがいっぱいいる。名前がかぶるケースもままあるが、そんなこと言ったら、現地人のジョンでありクリスはどうなるということで、あまり気にならない。

     日本人でも、イングリッシュ・ネームを用いる人もいるが、ほとんどはニックとかサリーとか馴染みのある名前で突飛な名前は見かけない。もともとが「呼びにくい、覚えてもらいにくい」という弊害を無くすためのイングリッシュ・ネームであるから、そのコンセプトに基づけばシンプルな名前をチョイスするのが僕ら日本人の全うな感覚。しかし、日本の隣国から来る人々はそうではない。 彼らも必要に迫られて、イングリッシュ・ネームを持つ。ここまでは日本人と同じだ。あのカンフースター、リー・リン・チェンもハリウッド進出と同時にジェット・リーになった。このような前例は沢山ある。

     しかし、彼らは少し違うセンスを持っていて、日本人にしてみれば度が過ぎる、とんでもない名前にしばしばお目にかかる。自分が仮にそんなイングリッシュ・ネームを持ったら恥ずかしくて自己紹介なんてできやしない・・・って代物。

     実例を挙げよう。
     女性の名前でダイアモンド・・・確かに同じ鉱石のルビーやジェイドはよくある名前だし、クリスタルも許容範囲。しかし、ダイアモンド・・・よほど頭が硬いのか。この名前が許されるのは、ダイアモンド☆ユカイくらいだろう、って分からない?
     まだある。女の子の名前でティンクル。一瞬は可愛い名前かなと感じだが、当の本人は全然、キラりとしないから、やっぱり名前負け。続いては、これも若い女性でジプシー。何ゆえ・・・どこかを流離っているのだろうか。友達の友達にはピンキーという子がいるらしい、ここまで来るとアニメの世界だろう。あとは、シャイニーとか“形容詞系”は結構多いが、ネイティブ的には「名前として有り得ない」というチョイスばかり。

     男性では、そんなに良い例を思いつかないが、以前、マイティーっていう男がいると聞いて、会う前から僕の頭の中では「マイティー井上」しか思い浮かばなくなったってことはあった。あとは、格好いいと思ってクーガー(ピューマの別名)という名前を選んだはいいが、この言葉に「年下のおもに草食系男子を追いかける30代から40代の肉食系女子」という予期せぬ意味が後付けされ、今は“I am Cougar”と自己紹介がし辛くなったなんていう笑い話のような話もある。

      昨今、わが国でも「え・・」と絶句するような勘違いネーミングをよく見かける。それと本質的には変わらないわけで、隣の国の人々のセンスを笑ってばかりはいられない。ここで言えることは、イングリッシュ・ネームの選択は以下の二つの考えがあるということ。それは、ユニークなことに意義を見出しインパクトで覚えてもらうか、それとも奇をてらわずにシンプルに徹するか。
     僕がイングリッシュ・ネームを必要とするならば、その両者折衷の“Tucker”だ。元々は苗字だが、しばしば名前にも使われ、しかもオージー英語では食べ物全般を表す俗語で覚えやすくインパクトもある。というか、自分が何も言わずとも、結構な頻度で僕の名前をそうスペルする人は多い。TakaでもTuckerでも、どちらでも一向に気にならない。

     名前はやっぱり大事。自分が格好いいと思っても、他の人がどう思うかまで考えたほうがいいと思うが、まあなかなか図太い国民性の彼らのことだ。まったく意に介さないだろうから、ここで僕が何かを言っても意味がない。
     そうするうちに新たな珍名さんが、ここ豪州に渡ってくるのであろう。

     
     
     そんなこんなで、当世イングリッシュ・ネーム事情のお話でありました。

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    8月15日、先の大戦が終わった日である。
    日本にとっては敗北であり、敵国であった連合国側にとっては勝利、アジア諸国には主権回復の日であり、旧日本領にとっては解放の日であった。立場はどうあれ、この日は世界中に多くの犠牲を強いた未曾有の大戦が終わり、世界の歴史の大転換点となった重要な日であることに変わりはない。 

    先の大戦では、日本だけでも210万人近くが犠牲になり、そのうちの8割以上の約174万人が軍人・軍属の戦死・戦病死者。今日の戦没者追悼式で天皇陛下が、「全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し」と述べられたように、戦後66年が経った今でも、国民は等しく国のために戦い散った尊い犠牲に対しての追悼の念を表していかねばならないはずだ。 

    しかし、非常に残念なことに、日本ではそれができていない。戦陣に散った戦死者の慰霊、顕彰を国民の総意としてきちんとした形で行えないのは、先の戦争に関わった国の中で日本だけであろう。今の日本では、国を導く政治家たちが国のために戦い命を落とした人々が祀られる場所で頭を垂れることすらも憚り、隣国の顔色を伺う。

    こんな馬鹿げたことはもう止めにしたほうが良い。先の大戦で散った人々の犠牲があったからこそ、今の日本がある。何で、彼らの霊を慰めるための純粋な行為を、外国がとやかく言うのだろうか。しかも、なぜ日本がその国々の顔色を伺わねばならないのだろうか。戦争で若い命を賭して戦った彼らへの素直なリスペクトを表するだけで「右翼」呼ばわりされるような今の日本は、果たして彼らが命を賭けて守ったに値する国たり得ているのだろうか。

    今年も閣僚は誰も靖国神社に参らない。靖国神社を参拝した議員は議員総数の1割にも満たない。「何かがおかしい」、僕は太平洋の彼方でそう思いながら、せめて自分だけでもと太平洋に散った先達のために線香を上げて静かに頭を垂れることにした。  

    本当に静かな夜、66年目の終戦の日も静かに暮れ行こうとしている。

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     エイミー・ワインハウスが27歳の太く短い人生を駆けぬけっていった。

     独特の容貌、刺青が刻み込まれた華奢な身体に不似合いなソウルフルなボーカル。キャラの濃さ以上に際立つボーカリストとしての実力に、彼女がブレイクして世に出てすぐには久々の「本物」登場と思ったものだ。
     しかし、その後の彼女はその類希な才能を充分に発揮しきれないまま、ドラッグ絡みのニュースでのみ世間を騒がせた。

     そして届いた凶報、先月のベオグラードでのライブでの醜態を伝えた報道の直後ではそんなに驚かなかったのが正直なところだ。その訃報を伝えるメディアの論調からも「彼女ならこんなことも予期できた」というような予定調和のニュアンスが読み取れたくらいだ。
     
    27歳、この年齢は有名アーティストにとっては一種の鬼門。俗に「the 27 club」と呼ばれ、過去も才能のある多くの音楽界のスーパースター達がこの年齢で世を去っている。ジャニス・ジョプリンしかり、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン、ニルヴァーナのカート・コバーン・・・・。2008年グラミー5冠で一世を風靡したエイミー・ワインハウスも、これから後は伝説のスターと同列に扱われることになる。
     
    ドラッグに溺れ、アルコールに身を預け続けたエイミーは、結果的にその人生の最後のステージとなってしまった栄光からの転落の日々で一体何を思い続けたのだろうか。本当に再起を図るつもりがあったのか。受動的ニヒリズムの悪循環に陥り、身を滅ぼさざるを得なかったのか。
    生前の彼女は、果たして前述の「the 27 Club」を多少なりとも意識したことがあるのだろうか。もし、ドラッグで身を滅ぼしつつある自らのアーティストとしての名声を伝説として残せるのでは・・などと少しでも考えていたのであれば、ドラッグやアルコールは彼女の正常な思考回路も蝕んでいたと言わざるを得ない。
    そう考えたとき、自分も含め世間がこの「The 27 Club」なる“偶然”について触れ続けることはあまり得策ではないと思うに至った。「自分も偉大なるアーティストと同列に扱われたい」などという不純な動機で死に走る(そもそも死に走ること自体が不純だが)人が今後も現れないとも限らない。
     
    一度堕ちた歌姫は、復活ならずに逝った。
     エイミー・ワインハウスの
    27歳での夭折、好むも好まざるも彼女はこれで伝説となる。その自暴自棄的な生き様にシンパシーは感じるのはなかなか難しいが、その才能の損失は本当に惜しまれてならない。
     
    今はとにかく安らかに眠ってもらいたい。 合掌

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