異文化の中で暮らしている。
僕の周りの人々にとっては、「僕=日本」。
僕からの知識で「日本」を知るし、僕の印象で「日本」を判断するから責任重大だ。
それは、何も僕だけの話だけじゃない。
海外にいる日本人一人ひとりの周りで、程度の違いはあれど上に書いたような「国際理解」が進んでいる。
知らないうちに自分の国を背負って立っているのだから、生半可なことは出来ないし、言えない。
しかも、英語の国で暮らしているから、自分の国とその素晴らしい文化については英語で伝えなければならない。
そのためには、やはり勉強をせねばならないし、もしものときの助けがいるのだ。
だから、僕の本棚には日本に関する本が結構並んでいる。
そんな僕の本棚に、昨日、新たな本が加わった。
ふらっと入った、空テナントに一時的に店開きするようなよくある安売り本屋で見つけた本で、タイトルは
「World in Focus: Japan」 イギリスの中高生の地理の副読本のようなものだ。
内容もしっかりとしている。ざっと見た限りで偏ったり、誤った情報は無いように思う。
何よりも、読みやすい。
そして、一番良いのはその値段。
元の$15が$8.99に引かれた値札が付いていて、さらにその金額にも横線が入っている。
「これ幾ら?」
「$2だよ。」
即決である。
この内容でこの値段。
$2で学ぶ、日本・・・・久々に良い買い物をした。
今宵も床に就いて寝るまでの寸暇、その本を少し読み進める。
ささやかな楽しみである。
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