忍者ブログ
豪州ブリスベン在住のフリーライターのブログ。 長年休眠状態だった個人ブログ「Dimatteo Blog」が、ブログ引越しの上で、復活しました!
2024 . 11
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    10 2024/11 12
    S M T W T F S
    1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    フリーエリア
    最新CM
    [05/15 backlink service]
    プロフィール
    HN:
    Dimatteo
    性別:
    男性
    職業:
    フリーランス・ライター
    自己紹介:
    豪州ブリスベン在住のフリーライター。
    ブログ内検索
    P R
    カウンター
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    二週間弱の日本滞在が終わろうとしている。
    東奔西走、東北から九州まで駆けずり回った(残念ながらほとんど実入りは無いが・・・)。

    何はさておいても、被災地での4日間に尽きる。
    しかし、その詳細はこのブログではなく記事やJ-Reliefのブログにアップするので、そちらをぜひご一読いただきたい。

    日本滞在中に感じたこと、見聞きしたことをつらつらと書こう。
    本当に何事も「痒いところに手が届く」、たまには「届きすぎる」。何事にも鷹揚で悪く言えば大雑把な豪州に長年暮らしている身にとって、その具体例は枚挙に暇が無いのでここでは割愛する。

    最近の帰国時にいつも感じるのが日本流接客スタイル。

    まずは、ユニクロ。
    何となく立ち寄った沼津の中型テナント店。 平日の昼間だけに客の数はまばらだが、それなりに大きなショッピングセンターに入っているので入店してくる客はそこそこの数になる。店内で黙々と作業する店員は、お客の入店を察知するとすかさず「挨拶」を入れる。業界ではおそらく「グリーティング」なる横文字が当てられる行為だ。
    「こんにちぃはぁーっーー」
    最後の「は」に微妙なアクセントがあり、鼻から抜けて、語尾は緩やかに上がりながらフェードアウトする。多分、「こんにちは」なのだろう。
    場所柄、主婦バイトが多いようで、年のころ30代中盤と筆者とほぼ同世代。こういった女性がフロアに数名いるのだが、まったく全員同じ「挨拶」をする。先程来、「挨拶」と括弧つきで表記したのには訳がある。もはや、これは挨拶ではない、生身の人間がお互いを労わりながら交わす挨拶とは別物の言うなれば掛け声見たいなものだと思ったからだ。
    ちょっと安くて良さそうなパンツを見つけたので試着をしに入った試着室にも、その奇妙な「挨拶」が聞こえてきた。ふと、まねをしてみようという気になった。
    「こ、こ、こんにちはぁーー」
    難しい・・・うまく鼻に抜けない。どうやら、私はユニクロには向いてないらしい。

    そして、翌日、立ち寄った渋谷の薬局。
    日本にいたころからちょくちょく目にしていた店員が妙なテンションのドラッグストアD。やっぱりすごい。入店するやいなや、いろいろなところから不思議な声がこだまして来る。
    「いらっしゃいませぇー」は何とか聞き取れた。それ以外は、声のトーンと巻き舌がイタリア人ばりで聞き取り不能。お目当ての品を見付け、レジのお姉さんと対面。ここでの不思議な日本語のやり取りには驚いた。
    以下、そのまま採録しよう(カッコ内は筆者の内心)

    「お会計の方、2$%円になります」(相変わらず「●●の方」ははびこっているな)
    「千円の方からお預かりします」(千円の方って・・・それは無いだろう)
    「お返しの方、7$%円でございます。」(まだ言うか・・・)
    「こちら、お袋にお入れしますか。」(お袋って・・・・・)
    「いえ、そのままで」
    「それでは、お印だけで失礼します。」(お印・・・??)
    店員は商品にシールを貼る。(あぁ、シールのことか・・・)
    「レシートの方はよろしいですか」(レシートの方って、どこだよ・・!!)
    「いや結構です」
    「それでは、レシートの方、破らさせていただきます!!」
    そういうとレジ娘は、レシートの両端を握り、おもむろに胸の高さまで持ち上げて大げさなゼスチャアでレシートを破った。
    「え・・・・」(僕、もう行っていいんだろうか???)
    「ありがとうございました。またのご来店お待ちしております。」

    レシートの破棄まで報告されても慣れない私のような客はりアクションに困る。客のリアクションなど意に介さず、ここまでの流れをごく自然にやってのけるレジ娘にとっての「接客」とは何だろうか。たかだか300円のヘアワックスを買っただけなのに、こんな驚きまで体験できるとは、日本の「接客」恐るべし。
    ついでに言うならば、私はドラッグストアDにも向かないらしい。

    他愛の無いことだが、日本で感じたもろもろの第一弾まで。

    拍手[0回]

    PR
    前回も書いた今回の大震災を目の当たりにして、僕らが今、できること――。
    よく考えた結果「このまま傍観者ではいられない。やれることをやろう。」という結論に至った。

    比較的時間の自由が利く今だからこそできること、今祖国・日本のために海外からできること、
    そう考えた末に、先日 Japan Disaster Relief (J-Relief)を立ち上げた。

    その活動のすべては、http://jrelief.blog.shinobi.jp/  をご覧いただくとして、
    そのコンセプトは、とにかく困っているところに直接寄付を届けようということ。それに尽きる。
    寄付金なのに知らないうちに手数料を取られるって・・・・おかしいと思ったので、できるだけダイレクトに
    人々の善意を届けたいと思った。

    共鳴してくれる方、どんな形でも構いませんので連絡ください。

    しばらくは上記活動がメインになるので、少し当サイトの更新が滞るかも知れませんので、ご容赦あれ。

    拍手[0回]

    今回の大震災、
    もうすぐ一週間が経とうとしているけど、
    毎日悪化していく祖国の状況に胸を痛めるだけで、何もできない。
    本当に何もできない。
    できるのは海外にいて、痛みを分かつこともできない身を恨むことのみ。
    ボランティアは当面受け入れ無さそうだし(そもそも現実的に、家族を置いて数週間も行けるのか)、
    色んな機関を通じての募金などは被災者に渡るまでものすごく時間が掛かり即効性がない(経験者は語る)。
    フェースブックやツィッターでの励ましも、ネット環境に無い避難所暮らしの人々にはなかなか届かない。
    歌や音楽で癒してあげようにも、全く才能が無い。

    一つだけ実践したのは、二台の車のバックガラスにメッセージを張って、ここの人々にアピールすること。
    昨日、郵便局で車を止めたあとに用を済まして車に乗り込もうとしたとき、アフリカ系の若い男が近寄ってきた。
    「そのメッセージ読んだ。日本は大丈夫、必ずまた立ち上がれるよ。Stay storng,brother! 」
    そう言うと彼は僕の肩を叩き、笑顔で去っていった。
    僕は涙を見せたくなかったので、有難うというとすぐに車に乗り込んだ。
    シートに腰を下ろした瞬間、ここ数日緩んだ涙腺から涙が一筋流れた。

    何かやりたいだけじゃ何も始まらない。何かできることをやるしかない。
    できること、何だろう? そう思うのが第一歩。
    僕も「何ができるのか」もっと皆の知恵を借りたいので、何かやろうと思う人、いつでもコメントください。

    では。

    拍手[0回]

    日豪プレスに寄稿した「ブリスベン大洪水 現地レポート」が日豪プレスweb版・25Todayにアップされました。
    下のリンクから飛んでいただいて、ページ半ばの「現地レポート①、②」が筆者によるレポートです。

    http://top.25today.com/special/brisbane_1/post_2166.php

    読んだ感想など、ご遠慮なくコメントください。

    拍手[1回]

    異文化の中で暮らしている。
    僕の周りの人々にとっては、「僕=日本」。
    僕からの知識で「日本」を知るし、僕の印象で「日本」を判断するから責任重大だ。

    それは、何も僕だけの話だけじゃない。
    海外にいる日本人一人ひとりの周りで、程度の違いはあれど上に書いたような「国際理解」が進んでいる。
    知らないうちに自分の国を背負って立っているのだから、生半可なことは出来ないし、言えない。
    しかも、英語の国で暮らしているから、自分の国とその素晴らしい文化については英語で伝えなければならない。
    そのためには、やはり勉強をせねばならないし、もしものときの助けがいるのだ。
    だから、僕の本棚には日本に関する本が結構並んでいる。

    そんな僕の本棚に、昨日、新たな本が加わった。
    ふらっと入った、空テナントに一時的に店開きするようなよくある安売り本屋で見つけた本で、タイトルは
    「World in Focus: Japan」 イギリスの中高生の地理の副読本のようなものだ。
    内容もしっかりとしている。ざっと見た限りで偏ったり、誤った情報は無いように思う。
    何よりも、読みやすい。
    そして、一番良いのはその値段。
    元の$15が$8.99に引かれた値札が付いていて、さらにその金額にも横線が入っている。
    「これ幾ら?」
    「$2だよ。」
    即決である。

    この内容でこの値段。
    $2で学ぶ、日本・・・・久々に良い買い物をした。
    今宵も床に就いて寝るまでの寸暇、その本を少し読み進める。
    ささやかな楽しみである。

    拍手[1回]

    前のページ HOME 次のページ
    Copyright © Dimatteo Blog 改 All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]